しかないせんべいのこだわり

こあきこあき

現在の社長は三代目です。
先代から家業を引き継ぎ、仕事をする中で、お客様から受ける質問で一番多かったのが、「津軽せんべいって、南部せんべいと、どこが違うの?」ということでした。
確かに厚みや、食べたときの軽い、重いの食感の違いはあるものの、特にご説明できるほどの違いがありません。
せっかく「弘前」という土地で商いをしているのです。
ぜひ、弘前らしいせんべいをつくりたい、と思いました。
青森県といえばりんごです。
「りんごを何とかしてせんべいに使えないものか。」と三代目は考えたのです。
その日から幾多の苦労を乗り越え、りんごせんべい「こあき」は生まれました。
この、薄い繊細なせんべいの中には、工夫と智恵がぎっしり詰まっています。

<素材> 小麦粉 砂糖 りんご

 

<素材> 小麦粉

平成18年の秋、しかないせんべいでは小麦粉を、すべて県産小麦に変えました。

粘り気と不安定な収穫量から、お菓子には不向きだと言われてきましたが、製粉技術の向上と当店の独自の配合などにより、現在では小麦粉を使う商品全てに県産小麦を使用しています。

お菓子の味がやさしくなったような気がします。

 

<素材> 砂糖

平成21年10月より、北海道産の「甜菜糖」を使っています。
砂糖といえば、サトウキビを思い浮かべますが、ヨーロッパでは砂糖といえば甜菜糖のことを指すとか。

「甜菜」は砂糖大根、と説明されることもありますが、外見はカブに似ています。
根っこに蓄えられた糖分を取り出し、砂糖をつくります。

穏やかな、まるい味のお菓子になりました。

 

<素材> りんご

りんごを初めてお菓子に取り入れてできたのが「こあき」です。
「こあき」を作り始めてから、いかに津軽地方のりんごを新鮮なうちに手に入れ、加工するか、が仕事の大部分を占めるようになりました。
大きさを揃え、味も良く、しかも固いままで保存する。
この状態をつくるのに10年ほど、毎年工夫を重ねました。

今ではりんごを使った「らぷる」をはじめ、季節のお菓子にりんごを取り入れています。

ふじを主体とし、秋口には早生種のものを、そのあとは紅玉と、一年中できるだけ新鮮なりんごを使うように心がけています。